診察室の恍惚

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    もう20年近くかかりつけの診療所がある。
    ここの先生とはタメ口きいてしまう仲で、何かあるとすぐに駆け込める頼もしいお医者さんである・・・はずだったんだけど。

    年末、亭主がここでワクチン注射を打ってもらった後、
    「あの先生、ちょっとボケたんじゃないか?」
    と言った。
    何でも喉が少し腫れているので薬を塗りましょう、と言っておきながらすっかり忘れたとか。
    それくらいはまあ、よくあることだろうから、その時はたいして気にもとめていなかった。

    さて、年明けから亭主の腹具合が悪く、正月休みが終わるのを待って、先生のところで診てもらった際、肝臓なのかすい臓なのか胃なのか、特定できないので、血液検査しましょうということになった。
    結果は翌日、電話で聞いてくれと。

    いつの時も検査結果を待つ時間というのは嫌なもんである。
    指定された時間に先生に電話して、結果を聞いた。

    「肝臓の数値が良くないね。それより中性脂肪が高い。コレステロールを下げる薬を出しましょう」

    「すい臓は大丈夫ですか?」

    「あー、すい臓は大丈夫」

    「じゃあ、この腹痛は、単に胃が荒れているだけですか?」

    「んー、あれ、レントゲン撮らなかったっけ?」

    と、まあ、こんな調子でいまいち釈然としないんである。
    確かに血液検査じゃ胃の疾患は診断できない。

    取りあえず、今日、仕事の亭主に代わって私が薬を貰いに行ったついでにもう少し話を詳しく聞くことにした。

    内容は、亭主との電話の会話と同じようなものだったけれど、やっぱりちょっとおかしい。

    「結局、胃の痛みは何だったんでしょう」

    「いや、右側だから、肝臓じゃないの」

    「じゃあ、検査しなくても大丈夫?」

    「1ヶ月薬飲まなくちゃわからないよ」

    「いえ、胃の方」

    「あー、胃ね。あと肝臓にはお酒だめだよ」

    と、こんな感じで、何か変。
    前と違ってピンポンのように問診が成り立たない。

    うー、亭主の言う通り、痴呆が始まったんではないか。
    初めてこの診療所を訪れた時から十分じーさんだったからなあ。
    もう80歳前後じゃないだろうか。

    さあ、今後、体調崩したらどうしよう。
    悩める年の初めである。

    コメント
    NENEさんご無沙汰してます。いつも読み逃げしてました、ごめんなさい〜!
    今年もよろしくお願いいたします。

    お医者様も80歳前後だとちょっと心配にもなりますね。
    私は去年とても良い先生に出会ったのですが、良い先生だけあっていつもすごく混んでます。

    私の中の良い先生というのは、病気を治してくれるというのはもちろんですが、気持ちをわかってくれる先生です。
    以前医者から心無い事を言われた経験があり、いくら腕が良くても患者の立場になって考えてくれる先生じゃないと
    治るものも治らないと思ったことがあります。
    かかりつけのお医者様を見つけるのって難しいですよね。

    cocoさん、あけましておめでとうございます。
    こちらこそすっかりご無沙汰してしまいました。

    名医に行列はつきものなんですね。
    この診療所はあまり待たされることもなく、かといってやっつけ仕事でもなく、納得のいく説明をしてくれます。
    でも、それもいつまでのことでしょうかねえ。
    10年ほど前に建て直しをしたので、たぶん跡継ぎがいるんでしょうが。

    先生が完全にボケちゃったら、本当に困ります。
    医者難民になりそう・・・
    • NENE
    • 2007/01/13 6:12 PM
    昔、ネコを連れて行った獣医さんが、かなりボケてました。注射する手なんて、もうホントにプルプル震えてたんですから(-_-;)

    もちろん、それ以来その先生のところには行ってません!
    • T
    • 2007/01/14 8:42 PM
    モアも学生時代、大家さんに紹介してもらった大家さん掛かりつけの眼科医に行って、ちっとも治らないな〜と思っていたら、その先生が数日後に眼が悪くて入院してしまったことがあります(笑)

    お気に入りの先生がボケちゃうのは悲しいですよね。。。
    新しい病院を開拓するのも大変だし(- -;)
    ヤ、ヤバイ!
    それ、怖すぎる。
    会話のキャッチボールできてないじゃないですか!

    第三者のHittyには
    「ドリフ?!」(笑)
    って思っちゃいますけど。

    それでも20年もかかりつけのお医者様は
    なかなか変えがたいですよね。
    • Hitty
    • 2007/01/15 8:28 PM
    ◆Tさん
    昔、実家の猫がかかっていた獣医さんもすごかったですよ!
    当時は獣医さん自体も少なかったんですが。
    「全部飲んでりゃどれか効く」
    ってなノリで薬出すし・・・
    その豪快な人柄はとても好きな先生でしたけど。

    ◆モアさん
    眼科の先生が眼の病気で入院て、↑のHittyさんじゃないですけど、ドリフを思い出しましたよ(笑)。

    たぶん、跡継ぎがいらっしゃるとは思うんですが。
    やっぱり慣れた先生がいいな。
    誰もが年はとりますから、こんな日がくるのはわかっていたことなんですけど、ちょっと淋しいです。

    ◆Hittyさん
    あー、本当にドリフのコントだったと思いました(笑)。
    近所には他にもたくさん病院はあるんですけどね。
    やっぱり、ゴホンときたらこの先生!
    てな感じで信用しきっていたので、残念です(泣;)
    とりあえずは様子見で・・・
    どうにもやばそうだったら、新規開拓します。
    • NENE
    • 2007/01/17 8:58 PM
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    中性脂肪の減らし方やアルコールとの関係など中性脂肪についての情報を掲載しています。(本文より抜粋:アルコールは、肝臓で中性脂肪に作り変えられます。
    • 中性脂肪
    • 2007/01/16 4:00 PM
    皆さんご存知の中性脂肪(トリグリセライド)は食物を通して外から取り入れるエネルギーより、生活などで消費するエネルギーが少ないときに余分なエネルギーが貯蓄されたものです。
    • 美容と健康の情報局
    • 2007/02/07 6:42 AM
    あなたの中性脂肪の量は把握していますか。あなたが福利厚生の充実した会社もしくは公務員であるならば年に数回行われる健康診断の中の血液検査で中性脂肪量を知ることができます。もし、あなたがそのような健康診断を受けることができないのであれば、献血をすれば血液
    • 美容と健康の情報局
    • 2007/02/10 5:27 AM
    あなたは高脂血症という言葉を聞いた事がありますか。高脂血症は血液中の脂質(コレステロール、中性脂肪など)が増えたことによって起こる脂質異常のことです。高脂血症の中でも、中性脂肪の値が異常に高い状態を「高トリグリセラライド血症」、コレステロールの値が高
    • 美容と健康の情報局
    • 2007/02/11 7:57 AM

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